
伝統の味を守り、新しい味へ挑む。
老松の醤油造りの基本は、発酵したもろみに更に調味液を加え、じっくり熟成させる醸造法。 この技法をもとに、深い旨みとコクをもつ「濃口」、料理素材の味や彩りを引き立てる「淡口」、さらに「さしみ醤油」や「うす塩」など、用途に合わせ
た様々な醤油が開発されてきました。
これらの味と品揃えは老松が地域の人々とともに、永い時間をかけて培ってきたもの。
老松醬油は、甘木の風土に育った食文化のひとつと言えるかもしれません。
まろやかで雑味が無く、香り爽やかと評判の「ゆずぽん酢」。料亭でも使われているほどですから、その仕上がりレベルの高さが分かります。美味しさの決め手は、品質の良さで名高い四国産の完熟柚子。
その天然果汁に本醸造醤油をブレンドし、極上の味に仕上がっています。ノンオイルでドレッシングほか様々な料理に応用できる点も、人気の理由のひとつでしょう。
味噌はいわば母の味、幼い頃からなじんだ味はなかなか忘れることができません。醤油とおなじく、その土地の作物や料理と共に育ち根付いたものだからでしょう。九州らしい味噌と言えば、まずは「田舎みそ」。ほんのりとした麦の甘みがなんとも食
欲をそそります。老松でも遠くから何度もお求めになる方が少なくありません。そして「米みそ」に「合わせみそ」。
素材の持つ豊かな風味を、老松の伝統の技が余すところなく引き出しています。